競走馬の中には「~Ⅱ世」といった名前を持つ馬もいます。
このことからも分かるように、競馬ではその馬の血統がとても重視されます。
サラブレッドは代々強い馬のみが種牡馬になり、その遺伝子を持つ馬だけが後世に残るシステムとなっています。
人間の身体能力には親の遺伝が関係していると言われますが、馬の場合は人間以上に親の遺伝力が関係してくるのです。
現在ある競走馬を以下の4つの系統に分けてみました。
それぞれの系統に特徴があるので、レースの予想にも役立てることができます。
▼ノーザンダンサー系
20世紀、世界中に爆発的に広がり最も繁栄した系統。
スピードとスタミナを併せ持ち、競走馬として総合的なバランスの取れた馬が多い。
日本にもノーザンダンサー直仔のノーザンテーストが種牡馬として持ち込まれ大きな影響をもたらした。
日本での活躍馬はメジロマックイーン、テイエムオペラオーなど。
▼ナスルーラ系
スピードとパワー、勝負根性を持つ系統。
気性の激しさがネックだが、そのエネルギーがレースでも強さを発揮する。
日本ではテスコボーイが種牡馬として成功し、サクラユタカオー、サクラバクシンオーにつながっている。
トニービンも同系統で、ジャングルポケットなどを輩出した。
▼ミスタープロスペクター系
スピード能力の高い系統。
短距離ではスピードまかせに押し切る馬が多い。
アメリカでは主流系統であり、日本でも近年は流行の系統となっている。
日本ではキングマンボがエルコンドルパサーとキングカメハメハの大物2頭を輩出している。
▼ターントゥ
大舞台に強い系統。
精神力の強い馬が多い。
日本の近代競馬で最も成功したサンデーサイレンスはこの系統。
日本競馬史上最強馬ともいわれたディープインパクトをはじめ、多くのGⅠ馬を送り出した。
サンデーサイレンスとほぼ同時期に輸入されたブライアンズタイムも、ナリタブライアンなどの大物を出している。